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Pharmacoeconomics ━療法の価値━

産業界出資研究は経済的評価でも手前味噌に

第118回 薬剤療法の価値を測るアプローチ(①②③❹⑤)

2023年2月15日号

▽製薬会社による臨床研究結果の評価は、一般に自社製剤に甘くなる傾向が指摘されてきた ▽新薬の経済的評価も同じ傾向がある−産業界出資に着目した8,192CEA(1976〜2021年)の分析だ ▽費用効果的な療法と位置付ける分布、独立した第三者評価との差は15年前と変わっていない 【出典】Feng Xie and Ting Zhou, Industry sponsorship bias in cost effectiveness analysis : Registry based analysis, BMJ. 2022年6月22日(2022;377:e069573)  新しい医薬品・テクノロジーによる介入の経済的価値を標準療法と比べる費用対効果分析(CEA)は、製薬・医療機器会社の出資で自社製品を評価するとき、独立した評価に比べて、より好ましい結論を出す偏向(バイアス)を起しやすい。  費用節減につながり、積極的に受け入れるべしと位置づける結果が産業界出資では(「費用は下... ▽製薬会社による臨床研究結果の評価は、一般に自社製剤に甘くなる傾向が指摘されてきた ▽新薬の経済的評価も同じ傾向がある−産業界出資に着目した8,192CEA(1976〜2021年)の分析だ ▽費用効果的な療法と位置付ける分布、独立した第三者評価との差は15年前と変わっていない 【出典】Feng Xie and Ting Zhou, Industry sponsorship bias in cost effectiveness analysis : Registry based analysis, BMJ. 2022年6月22日(2022;377:e069573)  新しい医薬品・テクノロジーによる介入の経済的価値を標準療法と比べる費用対効果分析(CEA)は、製薬・医療機器会社の出資で自社製品を評価するとき、独立した評価に比べて、より好ましい結論を出す偏向(バイアス)を起しやすい。  費用節減につながり、積極的に受け入れるべしと位置づける結果が産業界出資では(「費用は下が

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