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NOTEBOOK-こぼれ話

MRの価値

2023年2月15日号

 MR認定センターが26年度にMR認定試験を抜本改革する方針を示した。受験資格を完全撤廃し、年に複数回受けられるようにするという。大学生が就職活動の資格として取得し、製薬企業がより専門的に教育する流れを想定する。受験者の増加に向けては、薬学部や農学部などの学生にアプローチする考え。今後は私立薬科大学学長・学部長会議や大学キャリアセンターにも働きかける。 医療機関とMRとの関係性の見直しや、薬価改定、新型コロナウイルス禍で生じた働き方の見直しで、MRは過剰になっている。MR数は21年度で5万1848人だが、将来的には4万人を切ると悲観的な見方が出ている。 また、受験者数も第21回(14年12月)の5535人以降、減少を続けている。第29回(22年12月)は1232人だった。 国内製薬企業の営業担当幹部はこう解説する。「企業はただのMRを求めていません。また、再受験が必要な従業員は...  MR認定センターが26年度にMR認定試験を抜本改革する方針を示した。受験資格を完全撤廃し、年に複数回受けられるようにするという。大学生が就職活動の資格として取得し、製薬企業がより専門的に教育する流れを想定する。受験者の増加に向けては、薬学部や農学部などの学生にアプローチする考え。今後は私立薬科大学学長・学部長会議や大学キャリアセンターにも働きかける。 医療機関とMRとの関係性の見直しや、薬価改定、新型コロナウイルス禍で生じた働き方の見直しで、MRは過剰になっている。MR数は21年度で5万1848人だが、将来的には4万人を切ると悲観的な見方が出ている。 また、受験者数も第21回(14年12月)の5535人以降、減少を続けている。第29回(22年12月)は1232人だった。 国内製薬企業の営業担当幹部はこう解説する。「企業はただのMRを求めていません。また、再受験が必要な従業員はほと

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