医薬経済オンライン

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ブレない、薬価は「バランス」答弁を繰り返す岸田首相

イノベ絶賛演説に業界呆然、国民民主はここぞとアプローチ

2023年2月15日号

絶賛している場合ではない  最近の岸田文雄首相は「聞く力」どころか「空気を読む力」も欠如しているらしい。 「日本初、世界初のイノベーションが、国境を越えて認知症の方とそのご家族に希望の光をもたらすことは、大変嬉しいこと」  通常国会が開会した1月23日の施政方針演説。岸田首相は、まっすぐな瞳でエーザイの抗認知症薬「レケンビ」が米国で迅速承認を受けたことを讃えた。  4月にも、▲3100億円に及ぶ中間年改定の大打撃が待ち受けている製薬業界にとっては「どの口が言うのか」(業界関係者)と呆れるほかない。しかもレケンビは日本ではまだ申請を出したばかりの段階だ。身内である自民党議員でさえ「こんなに薬価を下げられる日本では、エーザイも発売しないんじゃないのか」と、岸田首相の無邪気な発言に冷ややかな目を向けている... 絶賛している場合ではない  最近の岸田文雄首相は「聞く力」どころか「空気を読む力」も欠如しているらしい。 「日本初、世界初のイノベーションが、国境を越えて認知症の方とそのご家族に希望の光をもたらすことは、大変嬉しいこと」  通常国会が開会した1月23日の施政方針演説。岸田首相は、まっすぐな瞳でエーザイの抗認知症薬「レケンビ」が米国で迅速承認を受けたことを讃えた。  4月にも、▲3100億円に及ぶ中間年改定の大打撃が待ち受けている製薬業界にとっては「どの口が言うのか」(業界関係者)と呆れるほかない。しかもレケンビは日本ではまだ申請を出したばかりの段階だ。身内である自民党議員でさえ「こんなに薬価を下げられる日本では、エーザイも発売しないんじゃないのか」と、岸田首相の無邪気な発言に冷ややかな目を向けている。

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