厳しい視線を向けるべき「日本型」世襲企業の実力
日医工は論外も企業価値を高めているのか
2023年2月15日号
世襲の失敗では近年の代表例(田村友一氏)
「広辞苑」によると、ドラ息子とは「なまけ者で放蕩するむすこ」とある。岸田文雄首相の長男で政務担当総理秘書官を務める翔太郎氏が、首相の欧州外遊中に観光していた(と、恐らくは政敵に刺された)醜聞が、ドラ息子の典型として多くの読者に想起されたのではなかろうか。
もっとも、その政敵と噂される菅義偉前首相も、長男で東北新社の取締役であった正剛氏が総務省幹部らを盛んに接待して問題となったわけで、これこそ目糞鼻糞を笑う以外の何物でもない。さらに遡れば、故安倍晋三元首相は岸/安倍家のボンボン、嫁の昭恵氏は森永製菓を支える松崎家のドラ娘であったことに思いが至ると、日本の政治が劣化した主因のひとつに、親バカとドラ息子の度を超えた跋扈にあるという仮説が俄かに真実味を増してくる。
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世襲の失敗では近年の代表例(田村友一氏)
「広辞苑」によると、ドラ息子とは「なまけ者で放蕩するむすこ」とある。岸田文雄首相の長男で政務担当総理秘書官を務める翔太郎氏が、首相の欧州外遊中に観光していた(と、恐らくは政敵に刺された)醜聞が、ドラ息子の典型として多くの読者に想起されたのではなかろうか。
もっとも、その政敵と噂される菅義偉前首相も、長男で東北新社の取締役であった正剛氏が総務省幹部らを盛んに接待して問題となったわけで、これこそ目糞鼻糞を笑う以外の何物でもない。さらに遡れば、故安倍晋三元首相は岸/安倍家のボンボン、嫁の昭恵氏は森永製菓を支える松崎家のドラ娘であったことに思いが至ると、日本の政治が劣化した主因のひとつに、親バカとドラ息子の度を超えた跋扈にあるという仮説が俄かに真実味を増してくる。
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