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薬価キーワード ざっくり解説!

位置付けは後発品でも薬価は0.7倍

第10回 バイオシミラーの薬価

2023年2月15日号

 果たしてこの説明でわかるだろうか?バイオシミラー(BS)の薬価は「先発品(先行バイオ医薬品)の0.7倍とし、臨床試験の充実度に応じて、10%を上限として加算する」。つまり、先発品が100円の場合、BSは70円となり、臨床試験上の評価が加われば、70円に10%加算で77円となる可能性もあるということだ。こうした説明だけでも、基本的なことは押さえられるが、なぜそうなっているかも含めて、見ていこう。  まず、厚生労働省はBSを「先発品と同一ではないが、同等/同質の品質、安全性、有効性を有することが治験などにより確認されたバイオ医薬品」と定義している。  化学合成品は、先発品の特許が切れて、後発品が承認された場合、薬価は「先発品の0.5倍」が基本。内用薬で10品目超の場合には「先発品の0.4倍」となる。  化学合成品の後発品であれば、先発品...  果たしてこの説明でわかるだろうか?バイオシミラー(BS)の薬価は「先発品(先行バイオ医薬品)の0.7倍とし、臨床試験の充実度に応じて、10%を上限として加算する」。つまり、先発品が100円の場合、BSは70円となり、臨床試験上の評価が加われば、70円に10%加算で77円となる可能性もあるということだ。こうした説明だけでも、基本的なことは押さえられるが、なぜそうなっているかも含めて、見ていこう。  まず、厚生労働省はBSを「先発品と同一ではないが、同等/同質の品質、安全性、有効性を有することが治験などにより確認されたバイオ医薬品」と定義している。  化学合成品は、先発品の特許が切れて、後発品が承認された場合、薬価は「先発品の0.5倍」が基本。内用薬で10品目超の場合には「先発品の0.4倍」となる。  化学合成品の後発品であれば、先発品に

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