医薬経済オンライン

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現場の医師が考える 医薬品マーケティング論

「薬がない」ならば医師と医薬品業界は何をすべきなのか

第16回

臨床医 建見 霞嗣

2023年2月15日号

 私は比較的大きな病院で勤務していますが、医薬品や医療材料に関して、「あれがない」「これが足りない」などと、何となく感じています。ただ、現実問題として、後発品の品不足を契機とする医薬品流通界隈の大混乱とは異なり、平和な環境で臨床をこなしています。  私が担当する科は、比較的処方が少なくて済むという事情もありますが、それもこれも医薬品卸の皆さまが最大限の融通をきかせてくれているからだというのは、引退間近にいろんな人間関係ができてから、ようやく知ることとなりました。  一方で、「流通関係者が融通をきかせてくれているから」という表現よりも、川下(医療機関や調剤薬局)から「融通をきかせなかったらどうなるかわかっているのだろうな」などという話があることもうすうす理解しています。  残念ながら、比較的大きな病院の勤務...  私は比較的大きな病院で勤務していますが、医薬品や医療材料に関して、「あれがない」「これが足りない」などと、何となく感じています。ただ、現実問題として、後発品の品不足を契機とする医薬品流通界隈の大混乱とは異なり、平和な環境で臨床をこなしています。  私が担当する科は、比較的処方が少なくて済むという事情もありますが、それもこれも医薬品卸の皆さまが最大限の融通をきかせてくれているからだというのは、引退間近にいろんな人間関係ができてから、ようやく知ることとなりました。  一方で、「流通関係者が融通をきかせてくれているから」という表現よりも、川下(医療機関や調剤薬局)から「融通をきかせなかったらどうなるかわかっているのだろうな」などという話があることもうすうす理解しています。  残念ながら、比較的大きな病院の勤務医

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