医療激動の時代 関連企業の戦略を診る
トランスジェニック 武器は創薬研究マウス作製技術
独特の事業モデルを推進
2023年3月1日号
トランスジェニックは、タンパク質機能解析用試薬の抗体開発を目的に熊本市で98年に創業したベンチャー企業だ。00年に遺伝子破壊マウス事業に着手し、01年に製薬大手と遺伝子破壊マウスの配列情報販売契約を締結した。その後は遺伝子改変事業を起点に、探索基礎研究・創薬研究から非臨床、臨床試験までシームレスなサービスを提供する創薬支援事業を中核事業としている。
しかし、創薬支援事業は投資先行、収益を生み出すには時を要する。また、その成否が収益に与える影響も大きい。実際に営業利益が黒字化したのは15年3月期、創業から17年を要している。このため、創薬支援事業の収益を補完する目的で取り組んだのがTGBS事業だ。17年11月に事業再生のコンサルティングサービス、収益性・安定性を主眼にした事業承継型のM&Aで子会社化する事業を行うTGBSを立ち上げた。現...
トランスジェニックは、タンパク質機能解析用試薬の抗体開発を目的に熊本市で98年に創業したベンチャー企業だ。00年に遺伝子破壊マウス事業に着手し、01年に製薬大手と遺伝子破壊マウスの配列情報販売契約を締結した。その後は遺伝子改変事業を起点に、探索基礎研究・創薬研究から非臨床、臨床試験までシームレスなサービスを提供する創薬支援事業を中核事業としている。
しかし、創薬支援事業は投資先行、収益を生み出すには時を要する。また、その成否が収益に与える影響も大きい。実際に営業利益が黒字化したのは15年3月期、創業から17年を要している。このため、創薬支援事業の収益を補完する目的で取り組んだのがTGBS事業だ。17年11月に事業再生のコンサルティングサービス、収益性・安定性を主眼にした事業承継型のM&Aで子会社化する事業を行うTGBSを立ち上げた。現在
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