「苦しい」言い訳に終始した広島大、司直の手は伸びるか
切り離せぬ「グラクティブ」採用と寄附講座開設
2023年3月1日号
会見冒頭に大学役員3人が謝罪した
早く幕引きを図りたいことが滲み出る記者会見だった。2月22日、広島大学が開いた小野薬品が関係する寄附講座をめぐる会見についてだ。22年12月、写真週刊誌『FLASH』が、広島大で寄附講座を担当する男性教授について、小野薬品の薬を採用する見返りに、寄附講座の延長が約束された、とするメールを送っていたと報道。担当教授と小野の間に贈収賄疑惑があると指摘した。
大学はこの問題について、22年11月に公益通報を受け、内部調査を進めていたという。副学長2人と理事1人、それに弁護士3人を加えた調査会を設置し、学内や小野の関係者19人に急いで事情を聴取し、報告書をまとめると、2月22日に会見を開いて、「教授の行為は利益相反に対する配慮が不十分」だったと副学長らが頭を下げて謝罪した。同時に教授を停職2ヵ月の懲戒処分に...
会見冒頭に大学役員3人が謝罪した
早く幕引きを図りたいことが滲み出る記者会見だった。2月22日、広島大学が開いた小野薬品が関係する寄附講座をめぐる会見についてだ。22年12月、写真週刊誌『FLASH』が、広島大で寄附講座を担当する男性教授について、小野薬品の薬を採用する見返りに、寄附講座の延長が約束された、とするメールを送っていたと報道。担当教授と小野の間に贈収賄疑惑があると指摘した。
大学はこの問題について、22年11月に公益通報を受け、内部調査を進めていたという。副学長2人と理事1人、それに弁護士3人を加えた調査会を設置し、学内や小野の関係者19人に急いで事情を聴取し、報告書をまとめると、2月22日に会見を開いて、「教授の行為は利益相反に対する配慮が不十分」だったと副学長らが頭を下げて謝罪した。同時に教授を停職2ヵ月の懲戒処分にす
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