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変革期迎えた中国医薬品業界

監視医薬品リストとは

第71回 政府が講じる薬剤費抑制策の一環

シード・プランニング 沈友敏

2023年3月15日号

 国家衛生健康委員会(NHC、日本の厚生労働省に当たる行政機関)は23年1月13日、医薬品の適正使用を推進するため、第2回「国家重点監視・適正使用医薬品リスト」(以下、監視リスト)を全国に通知した。医療機関に対して、監視対象となった医薬品の処方や使用を制限するよう求めている。  監視対象となったのは、消化性潰瘍治療薬「オメプラゾール」、メニエール病治療薬「ベタヒスチンメシル酸塩」、抗生物質「レボフロキサシン」、抗生物質「メロペネム」など30製品(表)。  その多くは「医療保険医薬品リスト」に収載されており、「量的購買」入札で落札された製品も多かった。また、脳循環・代謝改善薬「エダラボン」や血管拡張剤「アルプロスタジル」など6製品は、第1回監視リストにも入っていた。  NHCが定めた「国家重点監視・適正使用医...  国家衛生健康委員会(NHC、日本の厚生労働省に当たる行政機関)は23年1月13日、医薬品の適正使用を推進するため、第2回「国家重点監視・適正使用医薬品リスト」(以下、監視リスト)を全国に通知した。医療機関に対して、監視対象となった医薬品の処方や使用を制限するよう求めている。  監視対象となったのは、消化性潰瘍治療薬「オメプラゾール」、メニエール病治療薬「ベタヒスチンメシル酸塩」、抗生物質「レボフロキサシン」、抗生物質「メロペネム」など30製品(表)。  その多くは「医療保険医薬品リスト」に収載されており、「量的購買」入札で落札された製品も多かった。また、脳循環・代謝改善薬「エダラボン」や血管拡張剤「アルプロスタジル」など6製品は、第1回監視リストにも入っていた。  NHCが定めた「国家重点監視・適正使用医薬品

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