医薬経済オンライン

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医療激動の時代 関連企業の戦略を診る

ビー・エム・エル 予防医学の時代到来が追い風

体制整備が競争力の基盤

2023年3月15日号

 ビー・エム・エル(BML)は臨床検査受託の大手である。総売上高規模は21年度実績で1860億円、業界ではH.U.グループホールディングスの2729億円に次いで2位だ。H.U.グループが検査薬事業も手掛けているためで、臨床検査受託事業に限れば21年度売上高は1752億円、H.U.グループの1799億円と遜色はない。この2社が国内臨床検査の双璧だ。  高齢化の進行とともに健康への意識も変化し、臨床検査は日常的な健康管理手段としてニーズが高まる傾向にある。また医療費抑制の観点から疾患の早期発見・早期治療に資する臨床検査の重要性が増している。こうした流れから臨床検査市場は着実に拡大していく。それだけに企業間競争も激しさを増す。競争で勝利し、成長を確保する手段は端的には市場ニーズに対応したサービスの提供だ。  BMLが業界大手の座を確保している...  ビー・エム・エル(BML)は臨床検査受託の大手である。総売上高規模は21年度実績で1860億円、業界ではH.U.グループホールディングスの2729億円に次いで2位だ。H.U.グループが検査薬事業も手掛けているためで、臨床検査受託事業に限れば21年度売上高は1752億円、H.U.グループの1799億円と遜色はない。この2社が国内臨床検査の双璧だ。  高齢化の進行とともに健康への意識も変化し、臨床検査は日常的な健康管理手段としてニーズが高まる傾向にある。また医療費抑制の観点から疾患の早期発見・早期治療に資する臨床検査の重要性が増している。こうした流れから臨床検査市場は着実に拡大していく。それだけに企業間競争も激しさを増す。競争で勝利し、成長を確保する手段は端的には市場ニーズに対応したサービスの提供だ。  BMLが業界大手の座を確保しているの

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