東北大・出澤教授か三菱ケミに「理」はあるのか
狐につままれた「Muse細胞騒動」の見えない着地点
2023年3月15日号
「Muse細胞を守る会」代表の出澤教授と発起人の湊口氏
「Muse細胞騒動」は再生医療開発の分岐点になるのか。2月14日、Muse細胞の発見者である東北大学の出澤真理教授が都内で緊急記者会見を開催。開発していた三菱ケミカルグループが臨床試験のデータを「改悪したのではないか」と前代未聞の疑義を訴えた。
企業側があえて自社に不利益な方向にもっていくとは考えにくいが、出澤教授は三菱ケミカルGが提示してきた臨床試験のデータは「奇妙な結果」と説明する。同社からの報告ではMuse細胞の効果は見られなかったが、反対に治験担当医らが独自に解析した結果は改善する傾向が見られたという。
出澤教授は三菱ケミカルGがデータをわざわざ改悪した意図を「わからない」とひたすら明言を避けていたが、とある人物の存在をちらつかせていた。記者会見の冒頭に...
「Muse細胞を守る会」代表の出澤教授と発起人の湊口氏
「Muse細胞騒動」は再生医療開発の分岐点になるのか。2月14日、Muse細胞の発見者である東北大学の出澤真理教授が都内で緊急記者会見を開催。開発していた三菱ケミカルグループが臨床試験のデータを「改悪したのではないか」と前代未聞の疑義を訴えた。
企業側があえて自社に不利益な方向にもっていくとは考えにくいが、出澤教授は三菱ケミカルGが提示してきた臨床試験のデータは「奇妙な結果」と説明する。同社からの報告ではMuse細胞の効果は見られなかったが、反対に治験担当医らが独自に解析した結果は改善する傾向が見られたという。
出澤教授は三菱ケミカルGがデータをわざわざ改悪した意図を「わからない」とひたすら明言を避けていたが、とある人物の存在をちらつかせていた。記者会見の冒頭に、次
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録