世界の医薬品業界
大手のバイオ大型品の特許切れと人員削減
第192回
研ファーマ・ブレーン 永江研太郎
2023年3月15日号
前回(2月15日号)、サノフィがMRを中心に従業員数を大幅に減らしていることを取り上げた。22年の数字が2月下旬に公表されたが、かなり人を減らしているのでアップデートして5年間の推移を図で示した。その下には5年間の全売上高(ロイヤリティや提携収入等含む)と従業員数、1人あたり売上高生産性を示した。棒グラフの一番上はMRを中心とした営業で、一番下はITや財務などの間接人員である。サノフィは5年間で間接人員をほとんど減らしていないが、MR数は5年間で9301人減、▲32%の1万9613人まで減らした。製造の人員は21年まであまり減っていないが、22年に10%近い3121人を減らす一方、研究開発においては21年と22年で1000人余り増やした。
サノフィは長らく持効型インスリンの「ランタス」がトップ製品で、14年の84億ドルをピークとして18年に42億ドルと半減するも19年の34億ドルま...
前回(2月15日号)、サノフィがMRを中心に従業員数を大幅に減らしていることを取り上げた。22年の数字が2月下旬に公表されたが、かなり人を減らしているのでアップデートして5年間の推移を図で示した。その下には5年間の全売上高(ロイヤリティや提携収入等含む)と従業員数、1人あたり売上高生産性を示した。棒グラフの一番上はMRを中心とした営業で、一番下はITや財務などの間接人員である。サノフィは5年間で間接人員をほとんど減らしていないが、MR数は5年間で9301人減、▲32%の1万9613人まで減らした。製造の人員は21年まであまり減っていないが、22年に10%近い3121人を減らす一方、研究開発においては21年と22年で1000人余り増やした。
サノフィは長らく持効型インスリンの「ランタス」がトップ製品で、14年の84億ドルをピークとして18年に42億ドルと半減するも19年の34億ドルまでト
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録