医薬経済オンライン

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日本の創薬研究のあり方を変える「水平分業」の大波

元武田研究者が主導するアクセリードが牽引、追随する他社

2023年4月1日号

 日本の創薬研究は、今後5年で大きな変貌を遂げるかもしれない。これまでの常識を覆すような「水平分業」の波がすぐそこまで押し寄せているからだ。仕掛け人は武田薬品の元研究者たち。日本で国内最大級の研究者5500人規模と連携する「アクセリード構想」をつくり上げようとしている。  アクセリードは、日本で初めて本格的な創薬研究の受託ビジネスを開始した「アクセリード・ドラッグ・ディスカバリー・パートナーズ」(ADDP)を筆頭としたグループ会社だ。ADDPは武田の創薬研究部門が独立した会社で、施設は武田の旧湘南研究所である湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)、社員も武田の研究者を中心に構成されている。  日本で創薬研究の水平分業といえば、一般的にアカデミアやベンチャーとの協業を意味するだろう。この場合、製薬企業にとってはアカデミア...  日本の創薬研究は、今後5年で大きな変貌を遂げるかもしれない。これまでの常識を覆すような「水平分業」の波がすぐそこまで押し寄せているからだ。仕掛け人は武田薬品の元研究者たち。日本で国内最大級の研究者5500人規模と連携する「アクセリード構想」をつくり上げようとしている。  アクセリードは、日本で初めて本格的な創薬研究の受託ビジネスを開始した「アクセリード・ドラッグ・ディスカバリー・パートナーズ」(ADDP)を筆頭としたグループ会社だ。ADDPは武田の創薬研究部門が独立した会社で、施設は武田の旧湘南研究所である湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)、社員も武田の研究者を中心に構成されている。  日本で創薬研究の水平分業といえば、一般的にアカデミアやベンチャーとの協業を意味するだろう。この場合、製薬企業にとってはアカデミアや

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