現場が望む社会保障制度
審議会がバイパスされる動きは今後も続く?
第95回
ニッセイ基礎研究所主任研究員 三原 岳
2023年4月1日号
厚生労働省の政策と言えば、良くも悪くもコンセンサスが重視される。なかでも、診療報酬を決定する中央社会保険医療協議会では、日本医師会など診療側と、健康保険組合連合会など支払側が丁々発止のやり取りを交わし、有識者などの公益委員による裁定も含めて、合意形成が強く意識されている。
しかし、最近は審議会の「外堀」を埋めるような動きが続いており、潮目の変化も感じている。今回は「審議会がバイパス(迂回)されている傾向」を切り口にして、ここ数年の制度改正の動向を振り返るとともに、その背景を考察する。
今回はウェブサイトの情報や専門媒体を参考にしつつ、関係者の発言を引用するが、煩雑さを避けるために出典先は省略した。
厚生労働省の政策と言えば、良くも悪くもコンセンサスが重視される。なかでも、診療報酬を決定する中央社会保険医療協議会では、日本医師会など診療側と、健康保険組合連合会など支払側が丁々発止のやり取りを交わし、有識者などの公益委員による裁定も含めて、合意形成が強く意識されている。
しかし、最近は審議会の「外堀」を埋めるような動きが続いており、潮目の変化も感じている。今回は「審議会がバイパス(迂回)されている傾向」を切り口にして、ここ数年の制度改正の動向を振り返るとともに、その背景を考察する。
今回はウェブサイトの情報や専門媒体を参考にしつつ、関係者の発言を引用するが、煩雑さを避けるために出典先は省略した。
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