医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

「脇役たち」の矜恃 〜被災地からの言付け〜

地元商店復興奮闘記①ラーメン店編

第20回

薬剤師:武田雄高

2023年4月15日号

 全国的にそうであるように、気仙沼市でも昭和後半に大型ショッピングセンターの出現に伴い、八百屋・肉屋・魚屋といった町の商店が徐々に姿を消していった。後継者不足という田舎町の課題もあっただろう。最近では日用品から精肉などの生鮮食材に至るまで、品揃えが充実したドラッグストア乱立の影響もあり、地元住民が慣れ親しんできた地元チェーンのスーパーマーケット2軒が閉業した。  全国各地で繰り広げられる開発や地元外資本流入の裏側には、撤退を余儀なくされる地元資本がある。これは私たち薬局業界においても同じことで、アマゾンや楽天の参入となれば国内大手チェーン薬局でさえも存続の危機に立たされるだろう。  震災後の造成地には大手チェーン飲食店の進出が続き、地元飲食店の客足にも影響が出ているそうだ。とはいえ、気仙沼はもともと外食文化が盛んでは...  全国的にそうであるように、気仙沼市でも昭和後半に大型ショッピングセンターの出現に伴い、八百屋・肉屋・魚屋といった町の商店が徐々に姿を消していった。後継者不足という田舎町の課題もあっただろう。最近では日用品から精肉などの生鮮食材に至るまで、品揃えが充実したドラッグストア乱立の影響もあり、地元住民が慣れ親しんできた地元チェーンのスーパーマーケット2軒が閉業した。  全国各地で繰り広げられる開発や地元外資本流入の裏側には、撤退を余儀なくされる地元資本がある。これは私たち薬局業界においても同じことで、アマゾンや楽天の参入となれば国内大手チェーン薬局でさえも存続の危機に立たされるだろう。  震災後の造成地には大手チェーン飲食店の進出が続き、地元飲食店の客足にも影響が出ているそうだ。とはいえ、気仙沼はもともと外食文化が盛んではな

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence