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再生医療は「準公的保険」創設の突破口か

暗躍する経産省 自由診療市場を拡大へ

2023年4月15日号

経済産業省の狙いはどこに  10年後の日本の医療では、民間の医療保険が〝準公的〟な役割を担っているかもしれない。  3月25日、日本再生医療学会総会が京都で開かれ、広く再生医療を普及 する仕組みとして民間の医療保険の活用が提案された。提案したのは、バイオベンチャーのビジョンケア(神戸市)で代表を務める高橋政代氏。保険会社が販売する医療保険の「特約」を拡大し、再生医療など高度な医療行為をカバーする保険商品を開発できないかというアイデアを披露した。 「米国型ではない、金持ちだけが入れるものではない保険をめざす。自動車でいえば自賠責(自動車損害賠償責任保険)と任意保険のようなものとなる」  再生医療による治療は高額化する一方で、公的な医療保険は財政的に限界にきている。患者ニーズに応えていくには公的保険... 経済産業省の狙いはどこに  10年後の日本の医療では、民間の医療保険が〝準公的〟な役割を担っているかもしれない。  3月25日、日本再生医療学会総会が京都で開かれ、広く再生医療を普及 する仕組みとして民間の医療保険の活用が提案された。提案したのは、バイオベンチャーのビジョンケア(神戸市)で代表を務める高橋政代氏。保険会社が販売する医療保険の「特約」を拡大し、再生医療など高度な医療行為をカバーする保険商品を開発できないかというアイデアを披露した。 「米国型ではない、金持ちだけが入れるものではない保険をめざす。自動車でいえば自賠責(自動車損害賠償責任保険)と任意保険のようなものとなる」  再生医療による治療は高額化する一方で、公的な医療保険は財政的に限界にきている。患者ニーズに応えていくには公的保険だけ

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