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巻頭言

転換期を迎えている調剤薬局ビジネス

田島聡士・日本M&Aセンター業種特化事業部

2023年4月15日号

──調剤薬局チェーンの薬樹が住友商事の傘下に入りました。調剤薬局の再編は新たなステージに移行したように見えます。 田島 業界全体が第2の創業に匹敵する時代を迎えている。とくに20〜50店舗規模の調剤チェーンの経営者は、自社がどこと組むべきか意識するきっかけになっている。医薬分業が急成長を始めてから30年。他業種と同様、調剤薬局業界にも経済変動の30年周期という転換期が訪れている。新型コロナウイルスの流行が収束しつつある今年からM&Aに関する相談が増加している。  再編と聞くと大手チェーンの買収合戦による規模拡大を想起するが、我われは新ビジネスへの挑戦、業界内に強い企業経営者が集まって同じ志を持って挑戦していくと定義している。再編の方向性としては「調剤薬局×調剤薬局」「ドラッグストア×調剤薬局」があるが、もうひとつ「オ... ──調剤薬局チェーンの薬樹が住友商事の傘下に入りました。調剤薬局の再編は新たなステージに移行したように見えます。 田島 業界全体が第2の創業に匹敵する時代を迎えている。とくに20〜50店舗規模の調剤チェーンの経営者は、自社がどこと組むべきか意識するきっかけになっている。医薬分業が急成長を始めてから30年。他業種と同様、調剤薬局業界にも経済変動の30年周期という転換期が訪れている。新型コロナウイルスの流行が収束しつつある今年からM&Aに関する相談が増加している。  再編と聞くと大手チェーンの買収合戦による規模拡大を想起するが、我われは新ビジネスへの挑戦、業界内に強い企業経営者が集まって同じ志を持って挑戦していくと定義している。再編の方向性としては「調剤薬局×調剤薬局」「ドラッグストア×調剤薬局」があるが、もうひとつ「オンラ

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