医薬経済オンライン

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経口中絶薬と緊急避妊薬は女性の手に渡るのか

反対派に振り回され、議論はいつまでも進まず

2023年4月15日号

「いつまで待たせるのか」  何度も女性たちにそう言わせてきた経口妊娠中絶薬と緊急避妊薬が、今転換点を迎えている。  21年末。世界から20年以上遅れ、ようやく手術ではなく薬で妊娠中絶が可能となる経口薬「メフィーゴパック」が日本での承認申請に漕ぎつけた。その審査が終了し、厚生労働省の会議での最終決定が近く下されようとしている。  一方、性行為から72時間以内に急いで服用することで妊娠が防げる緊急避妊薬「ノルレボ」も、やはり世界から20年近く遅れた10年に国内へ入ってきた。だが、海外では処方箋不要で薬局での市販が主流となっているにもかかわらず、国内では医療機関でしか入手できない状態が続いてきた。それが現在、薬局でも販売できる「スイッチOTC化」に向けて結論が出されようとしている。  どちらの製品も、これまで事態... 「いつまで待たせるのか」  何度も女性たちにそう言わせてきた経口妊娠中絶薬と緊急避妊薬が、今転換点を迎えている。  21年末。世界から20年以上遅れ、ようやく手術ではなく薬で妊娠中絶が可能となる経口薬「メフィーゴパック」が日本での承認申請に漕ぎつけた。その審査が終了し、厚生労働省の会議での最終決定が近く下されようとしている。  一方、性行為から72時間以内に急いで服用することで妊娠が防げる緊急避妊薬「ノルレボ」も、やはり世界から20年近く遅れた10年に国内へ入ってきた。だが、海外では処方箋不要で薬局での市販が主流となっているにもかかわらず、国内では医療機関でしか入手できない状態が続いてきた。それが現在、薬局でも販売できる「スイッチOTC化」に向けて結論が出されようとしている。  どちらの製品も、これまで事態が

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