医薬経済オンライン

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傘下に入った薬樹の「賢い」選択

医薬品小売業展開で本気度見せた住友商事

2023年4月15日号

 企業再編では、一般的に買収された側の企業が「不安感」を醸し出すケースが多い。しかし今回、住友商事が首都圏を中心に調剤薬局を展開する薬樹(神奈川県)を買収した事例はやや異なる。薬樹のプレスリリースの文面には明るさが満ちている。 「住友商事の100%出資会社となりました。今後も、健康ナビゲーターを推進する薬樹薬局として、まちの皆様が健康な毎日をおくり、笑顔とありがとうの輪が広がるよう、地域と一緒になって取り組んで参ります」  3月31日、住友商事と薬樹が発表した再編劇は、業界に驚きを持って受け止められた。  大手調剤薬局チェーンの幹部はこう話す。 「薬樹に限ったことではないが、調剤薬局チェーンは過度期を迎えている。この先の調剤報酬改定は調剤チェーンにとって何一つグッドニュースがない。首都圏であれば、イ...  企業再編では、一般的に買収された側の企業が「不安感」を醸し出すケースが多い。しかし今回、住友商事が首都圏を中心に調剤薬局を展開する薬樹(神奈川県)を買収した事例はやや異なる。薬樹のプレスリリースの文面には明るさが満ちている。 「住友商事の100%出資会社となりました。今後も、健康ナビゲーターを推進する薬樹薬局として、まちの皆様が健康な毎日をおくり、笑顔とありがとうの輪が広がるよう、地域と一緒になって取り組んで参ります」  3月31日、住友商事と薬樹が発表した再編劇は、業界に驚きを持って受け止められた。  大手調剤薬局チェーンの幹部はこう話す。 「薬樹に限ったことではないが、調剤薬局チェーンは過度期を迎えている。この先の調剤報酬改定は調剤チェーンにとって何一つグッドニュースがない。首都圏であれば、イオン

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