現場が望む社会保障制度
水道行政一元化の背景や意義は?
第96回
ニッセイ基礎研究所主任研究員 三原 岳
2023年5月1日号
今年の通常国会では、水道行政の主な所管を厚生労働省から国土交通省に移管するという少し変わった法律の改正案が提出されている。これは「上水道=厚労省(旧厚生省)」「下水道=国交省(旧建設省)」に分かれていた体制の実質的な一元化を意味しており、約60年ぶりの機構改革になる。
水道行政は関係省庁の所管争いが絶えなかった経緯があり、これまでの歴史を踏まえると、大した意見対立が見られなかった今回の議論に対して隔世の感も抱く。公衆衛生の一翼を担ってきた水道行政をめぐる小史を振り返ることで、機構改革の意義を問い直す。
今年の通常国会では、水道行政の主な所管を厚生労働省から国土交通省に移管するという少し変わった法律の改正案が提出されている。これは「上水道=厚労省(旧厚生省)」「下水道=国交省(旧建設省)」に分かれていた体制の実質的な一元化を意味しており、約60年ぶりの機構改革になる。
水道行政は関係省庁の所管争いが絶えなかった経緯があり、これまでの歴史を踏まえると、大した意見対立が見られなかった今回の議論に対して隔世の感も抱く。公衆衛生の一翼を担ってきた水道行政をめぐる小史を振り返ることで、機構改革の意義を問い直す。
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