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NOTEBOOK-こぼれ話

住友ファーマ、営業部隊を縮小できない本当の理由

2023年5月1日号

 国内市場で存在感が低下する住友ファーマ。かつて2000億円以上あった売上高は半減している。2型糖尿病薬「ツイミーグ」「エクア」など他社からの導入品で糊口を凌ぐ姿は、新薬枯渇で喘ぐ中堅企業を彷彿させる。 住友ファーマは準大手の矜持を示すように「糖尿病領域でナンバーワンをめざす」と息巻いていた。しかし、日本イーライリリーから“三下半”を突き付けられ、昨年12月末にGLP—1受容体作動薬「トルリシティ」の販売権を失い、300億円規模の売り上げも喪失するというショッキングな提携解消に見舞われた。そして、日本リリーが新規2型糖尿病薬「マンジャロ」を発売するに当たって、なんと田辺三菱製薬をパートナーに指名。住友ファーマは大きな屈辱を味わった。 米国でも非定型抗精神病薬「ラツーダ」の特許が切れ、大苦戦が強いられるなか、2月の記者会見で国内の人員整理計画を問われた野村博...  国内市場で存在感が低下する住友ファーマ。かつて2000億円以上あった売上高は半減している。2型糖尿病薬「ツイミーグ」「エクア」など他社からの導入品で糊口を凌ぐ姿は、新薬枯渇で喘ぐ中堅企業を彷彿させる。 住友ファーマは準大手の矜持を示すように「糖尿病領域でナンバーワンをめざす」と息巻いていた。しかし、日本イーライリリーから“三下半”を突き付けられ、昨年12月末にGLP—1受容体作動薬「トルリシティ」の販売権を失い、300億円規模の売り上げも喪失するというショッキングな提携解消に見舞われた。そして、日本リリーが新規2型糖尿病薬「マンジャロ」を発売するに当たって、なんと田辺三菱製薬をパートナーに指名。住友ファーマは大きな屈辱を味わった。 米国でも非定型抗精神病薬「ラツーダ」の特許が切れ、大苦戦が強いられるなか、2月の記者会見で国内の人員整理計画を問われた野村博社

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