医薬経済オンライン

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薬剤師国試合格率2割台の大学の「価値」

薬学6年制でも満足な就業ができない未来

2023年5月1日号

 厚生労働省は3月22日、第108回薬剤師国家試験の結果を発表した。1万3915人が受験し、合格者数は9602人で合格率は69%。新卒に限ると、8548人が受験し、合格者数は7254人。合格率は84.86%だった。  専ら薬剤師を養成する私立薬科大学/薬学部56校(注57学部)の新卒の結果は、7827人が受験し、合格者数は6600人、合格率は前回22年とほぼ同様の84.32%だった。国立大学14校の合格率90.45%、公立3大学の合格率91.20%と比べると、今年も少々低かった。もちろん、合格率98.98%を記録した立命館大学を筆頭に名城大学、昭和大学などが90%を超え、国公立大学に負けない薬学部が14校に上る。  次の表は6年前の17年度大学別の入学定員充足率と、入学後の進級状況、さらに入学者のうち、何人が国家試験に合格したかを示す対入学者合格率を算出したものである。これを見ると、私立...  厚生労働省は3月22日、第108回薬剤師国家試験の結果を発表した。1万3915人が受験し、合格者数は9602人で合格率は69%。新卒に限ると、8548人が受験し、合格者数は7254人。合格率は84.86%だった。  専ら薬剤師を養成する私立薬科大学/薬学部56校(注57学部)の新卒の結果は、7827人が受験し、合格者数は6600人、合格率は前回22年とほぼ同様の84.32%だった。国立大学14校の合格率90.45%、公立3大学の合格率91.20%と比べると、今年も少々低かった。もちろん、合格率98.98%を記録した立命館大学を筆頭に名城大学、昭和大学などが90%を超え、国公立大学に負けない薬学部が14校に上る。  次の表は6年前の17年度大学別の入学定員充足率と、入学後の進級状況、さらに入学者のうち、何人が国家試験に合格したかを示す対入学者合格率を算出したものである。これを見ると、私立薬科

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