医薬経済オンライン

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閉鎖性と不公平性が蔓延る学会の「独善」

学術集会ウェブ取材を突如「有料化」した糖尿病学会

2023年5月15日号

 本稿掲載時、鹿児島で開催された日本糖尿病学会学術集会は無事終了しているはずだ。しかしその背後では、メディアに対するある対応が一部で話題になっていた。あらましはこうだ。  5月に入り、取材を事前申請していたメディアに同学術集会運営準備室からメールが届く。当初「無料」とされていた報道スタッフ(プレス)登録費が、なぜかウェブ取材に限り「有料」になるとの連絡だった。理由は記されていない。  とはいえ「プレス」向けの登録費が設定されているわけでもない。要は「非会員」としての参加登録要請であり、実態としては「プレスとしての登録の拒絶」である。働き方が多様化した今日、育児や介護のために家を長時間空けられない記者、あるいは時節上、健康への配慮から現地取材を断念するライターもいる。また今回のように遠隔地で開催される場合、取材費を節約...  本稿掲載時、鹿児島で開催された日本糖尿病学会学術集会は無事終了しているはずだ。しかしその背後では、メディアに対するある対応が一部で話題になっていた。あらましはこうだ。  5月に入り、取材を事前申請していたメディアに同学術集会運営準備室からメールが届く。当初「無料」とされていた報道スタッフ(プレス)登録費が、なぜかウェブ取材に限り「有料」になるとの連絡だった。理由は記されていない。  とはいえ「プレス」向けの登録費が設定されているわけでもない。要は「非会員」としての参加登録要請であり、実態としては「プレスとしての登録の拒絶」である。働き方が多様化した今日、育児や介護のために家を長時間空けられない記者、あるいは時節上、健康への配慮から現地取材を断念するライターもいる。また今回のように遠隔地で開催される場合、取材費を節約し

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