医薬経済オンライン

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医薬品卸が調剤薬局を「手放す日」

毎年改定、後発品流通問題で疲弊

2023年5月15日号

調剤薬局ビジネスに旨み薄れる 「薬価の中間年改定が実施されて以降、医療現場で話をしていても『大丈夫だろうか』と思うほど暗い話ばかり。後発品を中心とした医薬品の供給不安が発端だが、医薬品卸も調剤薬局もどうも先を見通せていないようだ」  国内新薬メーカーで長く流通を担当してきた古参幹部の懸念は尽きない。  医薬品の供給不安の問題に対し、厚生労働省は4月27日の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」に報告書骨子案を提出した。当然のことながら骨子案の内容のトップは「供給不安」である。以下、簡単に紹介する。 ①製造能力に乏しい企業が多数である後発品産業構造 ・共同開発や外部への製造委託などの導入・活用による多数企業の参入に加え、過度な競争や流通に関する課題も相まって、少量多... 調剤薬局ビジネスに旨み薄れる 「薬価の中間年改定が実施されて以降、医療現場で話をしていても『大丈夫だろうか』と思うほど暗い話ばかり。後発品を中心とした医薬品の供給不安が発端だが、医薬品卸も調剤薬局もどうも先を見通せていないようだ」  国内新薬メーカーで長く流通を担当してきた古参幹部の懸念は尽きない。  医薬品の供給不安の問題に対し、厚生労働省は4月27日の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」に報告書骨子案を提出した。当然のことながら骨子案の内容のトップは「供給不安」である。以下、簡単に紹介する。 ①製造能力に乏しい企業が多数である後発品産業構造 ・共同開発や外部への製造委託などの導入・活用による多数企業の参入に加え、過度な競争や流通に関する課題も相まって、少量多品目

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