医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

INTERVIEW

インタビュー・株式会社スコヒアファーマ 代表取締役社長CEO 渡部正教

研究の「自由度」は上がった 「reboot」ー武田薬品を離れた人々の現在地②

2023年5月15日号

 武田薬品の湘南研究所が18年4月にサイエンスパークの「湘南ヘルスイノベーションパーク」(湘南アイパーク)に生まれ変わってから5年が経過した。当時のこの再編では、武田が湘南研究所で働く研究者に向けて「起業」を促した。なかでも、生活習慣病領域の主な研究者とアセットとともにカーブアウトしたのが「スコヒアファーマ」だ。武田だけでなく、政府系ファンドの産業革新機構(INCJ)、メディパルホールディングスも出資して17年4月に立ち上がった。しかし、設立から5年を経過したところで事業戦略の再考を余儀なくされたという。今はどこに向かっているのか、渡部正教社長に話を聞いた。 ──設立当時はどのような方針だったのか。 渡部 臨床入りしていた2つの開発品を導出し、今頃にはIPO(新規株式公開)しているはずだった。創業時にもっとも開発が進んでいた...  武田薬品の湘南研究所が18年4月にサイエンスパークの「湘南ヘルスイノベーションパーク」(湘南アイパーク)に生まれ変わってから5年が経過した。当時のこの再編では、武田が湘南研究所で働く研究者に向けて「起業」を促した。なかでも、生活習慣病領域の主な研究者とアセットとともにカーブアウトしたのが「スコヒアファーマ」だ。武田だけでなく、政府系ファンドの産業革新機構(INCJ)、メディパルホールディングスも出資して17年4月に立ち上がった。しかし、設立から5年を経過したところで事業戦略の再考を余儀なくされたという。今はどこに向かっているのか、渡部正教社長に話を聞いた。 ──設立当時はどのような方針だったのか。 渡部 臨床入りしていた2つの開発品を導出し、今頃にはIPO(新規株式公開)しているはずだった。創業時にもっとも開発が進んでいたSCO

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence