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第16回 画期性加算

2023年5月15日号

 果たしてこの説明でわかるだろうか?画期性加算は「臨床上有用な新規の作用機序を有し、かつ既存治療に比べ高い有効性・安全性を有することを評価」するもの。新薬の収載時に最も高く評価する(薬価を引き上げる)仕組みで、①臨床上有用な新規の作用機序、②類似薬に比して高い有効性・安全性、③疾病・負傷の治療方法の改善──をすべて満たした製品に与えられるプレミアムだ。  薬価にまつわる加算は数多い。新薬の収載時評価の加算は「補正加算」と呼ばれ、「画期性加算」(加算率70~120%)のほか、「有用性加算I」(35~60%)、「有用性加算Ⅱ」(5~30%)、「市場性加算I」(10~20%)、「市場性加算Ⅱ」(5%)、「特定用途加算」(5~20%)、「小児加算」(5~20%)、「先駆加算」(10~20%)がある。  話題に上ることの多い「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」...  果たしてこの説明でわかるだろうか?画期性加算は「臨床上有用な新規の作用機序を有し、かつ既存治療に比べ高い有効性・安全性を有することを評価」するもの。新薬の収載時に最も高く評価する(薬価を引き上げる)仕組みで、①臨床上有用な新規の作用機序、②類似薬に比して高い有効性・安全性、③疾病・負傷の治療方法の改善──をすべて満たした製品に与えられるプレミアムだ。  薬価にまつわる加算は数多い。新薬の収載時評価の加算は「補正加算」と呼ばれ、「画期性加算」(加算率70~120%)のほか、「有用性加算I」(35~60%)、「有用性加算Ⅱ」(5~30%)、「市場性加算I」(10~20%)、「市場性加算Ⅱ」(5%)、「特定用途加算」(5~20%)、「小児加算」(5~20%)、「先駆加算」(10~20%)がある。  話題に上ることの多い「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」は、

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