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眺望 医薬街道

コロナ第9波に備え入院体制の整備を望む

近藤正觀

2023年5月15日号

 厚労省は5月8日、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の感染症法上の位置付けを「新型インフルエンザ等感染症」(2類相当)から季節性インフルエンザや風疹が該当する5類に引き下げた。これにより、行政の要請・関与は薄れ国民の自主的な取り組みへと移行することになる。また、世界保健機構(WHO)も5月5日、「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を解除するとした。世界においても健康上の緊急事態ではなくなったことが宣言されたのだ。新型コロナウイルスは変異を重ね8度もの流行を繰り返した。国内の感染者は延べで3300万人に及び、死者は7万4000人だった。  政府は20年4月7日にコロナ緊急事態宣言を発出して以来、対象地域の拡大を重ねたが、約3年超を経て本年5月8日以降、コロナはインフルエンザ並みの感染症として扱われることになった。しかし、第9波の発生に対しては警戒を緩める...  厚労省は5月8日、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の感染症法上の位置付けを「新型インフルエンザ等感染症」(2類相当)から季節性インフルエンザや風疹が該当する5類に引き下げた。これにより、行政の要請・関与は薄れ国民の自主的な取り組みへと移行することになる。また、世界保健機構(WHO)も5月5日、「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を解除するとした。世界においても健康上の緊急事態ではなくなったことが宣言されたのだ。新型コロナウイルスは変異を重ね8度もの流行を繰り返した。国内の感染者は延べで3300万人に及び、死者は7万4000人だった。  政府は20年4月7日にコロナ緊急事態宣言を発出して以来、対象地域の拡大を重ねたが、約3年超を経て本年5月8日以降、コロナはインフルエンザ並みの感染症として扱われることになった。しかし、第9波の発生に対しては警戒を緩めるわけ

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