上昌広の日本医療の診立て
統制こそ厚労省の「内在的価値観」
第33回 国家と患者に軋轢が生じれば、医師は患者に味方する
医療ガバナンス研究所理事長
2023年6月1日号
昨年から立教大学で医療について講義している。私が強調するのは歴史を学ぶことだ。個人、組織のいずれにも固有の歴史があり、独自の内在的価値観を育んでいる。
内在的価値観は、医療行政を考えるうえでも重要だ。なぜなら、厚生労働省の政策決定は、その「生い立ち」の影響を強く受けているからだ。厚労省の前身である厚生省は1938(昭和13)年に内務省から分離・独立した。厚労省を理解するには、内務省を理解しなければならない。
昨年から立教大学で医療について講義している。私が強調するのは歴史を学ぶことだ。個人、組織のいずれにも固有の歴史があり、独自の内在的価値観を育んでいる。
内在的価値観は、医療行政を考えるうえでも重要だ。なぜなら、厚生労働省の政策決定は、その「生い立ち」の影響を強く受けているからだ。厚労省の前身である厚生省は1938(昭和13)年に内務省から分離・独立した。厚労省を理解するには、内務省を理解しなければならない。
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