ドクターかでいの医療の裏技
ヘブンズドア
第37回
かでい伝次郎
2023年6月15日号
映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』を観た。これは荒木飛呂彦原作のコミック『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのスピンオフ作品である。映画の舞台は日本とパリなのだが、都会人の醒めた物憂さを体現する主演の高橋一生とパリのルーヴル美術館という組み合わせが興味を引いた。
パリには1度だけ行ったことがあるが、情緒ある街並みには圧倒されたものの、高額を出したのにホテルも食事も期待したほどではなく、観光地はどこも大混雑でパリの魅力を満喫できなかった。先日焼失したノートルダム大聖堂を含め、入場するにはどこも長蛇の列で、ルーヴル美術館も外から建物を見ただけで見学は早々に諦めた。地下鉄網が縦横に張り巡らされているのは大都市の特徴だが、パリの地下鉄は細いトンネルをただ掘り抜いただけのように見える。乗客は親切で、この都市にはマナーが根付いていると感じた。...
映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』を観た。これは荒木飛呂彦原作のコミック『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのスピンオフ作品である。映画の舞台は日本とパリなのだが、都会人の醒めた物憂さを体現する主演の高橋一生とパリのルーヴル美術館という組み合わせが興味を引いた。
パリには1度だけ行ったことがあるが、情緒ある街並みには圧倒されたものの、高額を出したのにホテルも食事も期待したほどではなく、観光地はどこも大混雑でパリの魅力を満喫できなかった。先日焼失したノートルダム大聖堂を含め、入場するにはどこも長蛇の列で、ルーヴル美術館も外から建物を見ただけで見学は早々に諦めた。地下鉄網が縦横に張り巡らされているのは大都市の特徴だが、パリの地下鉄は細いトンネルをただ掘り抜いただけのように見える。乗客は親切で、この都市にはマナーが根付いていると感じた。そ
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