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平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

G7広島サミットの考察①

第174回

埼玉県国民保護協議会委員 照井資規

2023年6月15日号

 自衛隊の活動範囲は、以前の日本周辺や極東地域から、中東やインド洋へと拡大している。図にあるような変化を踏まえて、任務の拡大を考察する必要がある。防衛費の増額もそれを踏まえてのものだ。日本一国の平和のために必要な額ではなく、積極的平和主義のためである。G7広島サミットとはこうした基盤が整ったうえで開催されたものとして、これから2回に分けて考察していく。  5月19日から21日に開催されたG7広島サミットでは、予定を変更してウクライナのゼレンスキー大統領がフランスの政府専用機で来日し、対面参加した。このことでサミットの主題はウクライナへの支援一色となった。戦争当事国の一方のみを招いて会合を開き、反ロシアの国々が結束することでロシアに「宣戦布告」をしたようなものだ。  日本は戦争の一方に加担したことになり、ロシアの直...  自衛隊の活動範囲は、以前の日本周辺や極東地域から、中東やインド洋へと拡大している。図にあるような変化を踏まえて、任務の拡大を考察する必要がある。防衛費の増額もそれを踏まえてのものだ。日本一国の平和のために必要な額ではなく、積極的平和主義のためである。G7広島サミットとはこうした基盤が整ったうえで開催されたものとして、これから2回に分けて考察していく。  5月19日から21日に開催されたG7広島サミットでは、予定を変更してウクライナのゼレンスキー大統領がフランスの政府専用機で来日し、対面参加した。このことでサミットの主題はウクライナへの支援一色となった。戦争当事国の一方のみを招いて会合を開き、反ロシアの国々が結束することでロシアに「宣戦布告」をしたようなものだ。  日本は戦争の一方に加担したことになり、ロシアの直接

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