鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜
予防接種健康被害救済制度 解決金で終わりは許されない
第185回
鳥集徹
2023年7月1日号
6月19日、厚生労働省の疾病・障害認定審査会「感染症予防接種審査分科会」が開かれ、新型コロナウイルスワクチンの予防接種健康被害救済制度申請分の審議が行われた。その結果、新たに5人(72〜91歳)がワクチン接種との因果関係が否定できないとして、死亡一時金などの支給が決定された。これで、接種後死亡で救済が認められた事例は計72人となった。
新型コロナワクチン接種後に死亡した、あるいは健康を害したとして救済申請され、進達受理された件数は6月19日時点で7881件に上っている。そのうち認定が2832件(約36%)、否認が405件(約5%)、保留が92件(約0.1%)。受理件数のうちの約58%にあたる4552件がまだ審査を待っている状態だ。
この数は、過去に例を見ない多さだ。救済制度の給付の総数を見ると、これまで最も多かったのがMMR(麻しん、おたふくかぜ、風...
6月19日、厚生労働省の疾病・障害認定審査会「感染症予防接種審査分科会」が開かれ、新型コロナウイルスワクチンの予防接種健康被害救済制度申請分の審議が行われた。その結果、新たに5人(72〜91歳)がワクチン接種との因果関係が否定できないとして、死亡一時金などの支給が決定された。これで、接種後死亡で救済が認められた事例は計72人となった。
新型コロナワクチン接種後に死亡した、あるいは健康を害したとして救済申請され、進達受理された件数は6月19日時点で7881件に上っている。そのうち認定が2832件(約36%)、否認が405件(約5%)、保留が92件(約0.1%)。受理件数のうちの約58%にあたる4552件がまだ審査を待っている状態だ。
この数は、過去に例を見ない多さだ。救済制度の給付の総数を見ると、これまで最も多かったのがMMR(麻しん、おたふくかぜ、風し
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