ノイルイミューンを支援する杏林創業家の「狙い」
エンジェル投資家は救世主となるか
2023年7月1日号
赤字が当たり前で事業を開始するバイオベンチャーにとって、エンジェル投資家はまさに天使のような存在だろう。6月28日に東京証券取引所のグロース市場で新規株式公開(IPO)したノイルイミューン・バイオテックは、とあるエンジェル投資家によって支援されたバイオベンチャーだ。
ノイルイミューンと言えば、次世代型のCAR―T細胞療法を研究開発する。これまで同療法は血液がんで一部の患者に完全寛解をもたらす劇的な治療効果が得られているが、固形がんでは効きにくく、いまだ承認された製品はない。そこで、ノイルイミューンは独自に開発した技術によって固形がんでの実用化をめざしているのだ。
また、製薬企業との提携実績でも一目置かれてきた。武田薬品に2つの開発品を導出し、中外製薬や第一三共と技術に関して契約を締結。いずれもがん領域に注力する大手の製薬...
赤字が当たり前で事業を開始するバイオベンチャーにとって、エンジェル投資家はまさに天使のような存在だろう。6月28日に東京証券取引所のグロース市場で新規株式公開(IPO)したノイルイミューン・バイオテックは、とあるエンジェル投資家によって支援されたバイオベンチャーだ。
ノイルイミューンと言えば、次世代型のCAR―T細胞療法を研究開発する。これまで同療法は血液がんで一部の患者に完全寛解をもたらす劇的な治療効果が得られているが、固形がんでは効きにくく、いまだ承認された製品はない。そこで、ノイルイミューンは独自に開発した技術によって固形がんでの実用化をめざしているのだ。
また、製薬企業との提携実績でも一目置かれてきた。武田薬品に2つの開発品を導出し、中外製薬や第一三共と技術に関して契約を締結。いずれもがん領域に注力する大手の製薬企業
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録