医工連携
空気プラズマでチューブを滅菌
医工連携の実践者94 林信哉 九州大学教授
2023年7月1日号
医療機器を安全に使うには滅菌、つまり検出限界以下レベルの殺菌が欠かせない。臨床現場で用いられている滅菌法は、古くからある高圧蒸気滅菌器(オートクレープ)などの高温滅菌法と、高温や高圧に耐えられない機器用の低温滅菌法に大別できる。
プラスチックやシリコンゴムでできている長尺細管やカテーテルは耐熱性がなく、その一方で現状の低温滅菌器を用いても十分に殺菌しきれない可能性が高いため、使い捨てられがちだ。だが医療費の節約を考えると、こうしたチューブ類も繰り返し使用できるようになることが望ましい。
チューブ類が現状の低温滅菌器で十分に殺菌しきれないのは、滅菌法の限界に由来する。滅菌剤として酸化エチレンガスや過酸化水素ガス、ホルムアルデヒドなどの有毒物質を用いてもなかなか管内の隅々まで行き渡らず、行き渡らせたら行き渡らせた...
医療機器を安全に使うには滅菌、つまり検出限界以下レベルの殺菌が欠かせない。臨床現場で用いられている滅菌法は、古くからある高圧蒸気滅菌器(オートクレープ)などの高温滅菌法と、高温や高圧に耐えられない機器用の低温滅菌法に大別できる。
プラスチックやシリコンゴムでできている長尺細管やカテーテルは耐熱性がなく、その一方で現状の低温滅菌器を用いても十分に殺菌しきれない可能性が高いため、使い捨てられがちだ。だが医療費の節約を考えると、こうしたチューブ類も繰り返し使用できるようになることが望ましい。
チューブ類が現状の低温滅菌器で十分に殺菌しきれないのは、滅菌法の限界に由来する。滅菌剤として酸化エチレンガスや過酸化水素ガス、ホルムアルデヒドなどの有毒物質を用いてもなかなか管内の隅々まで行き渡らず、行き渡らせたら行き渡らせたで今
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