医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

見直すべきは歪んだ「IPO発行価格」の設定方法

バイオベンチャーの株価はなぜ下落するのか

2023年7月1日号

IPO環境は小粒化  6月27日、28日と連日でバイオベンチャーが上場(IPO=株式公開)した。27日はクオリプス、28日はノイルイミューンだ。ノイルイミューンは2月22日に新規承認されたが「グローバルにおける金融機関の破綻による混乱」との申し出があり取引所は3月20日に上場承認を取り消していた。今回改めてのIPOとなる。  バイオベンチャーは22年3社、21年は5社がIPOを果たし、今年はこの3社が初めてとなる。日経平均はバブル後の高値を更新して投資環境は一見よさげに見える。しかし、東証グロース市場のIPO環境は小粒化している。22年に新規株式公開した約90社の市場調達額平均が34億円で前年より4割減、バイオベンチャーは3社平均で25億円弱程度、前年の30億円弱からさらに低下した。  だが、クオリプスはオーバーアロットメント分を入れると40億円の調... IPO環境は小粒化  6月27日、28日と連日でバイオベンチャーが上場(IPO=株式公開)した。27日はクオリプス、28日はノイルイミューンだ。ノイルイミューンは2月22日に新規承認されたが「グローバルにおける金融機関の破綻による混乱」との申し出があり取引所は3月20日に上場承認を取り消していた。今回改めてのIPOとなる。  バイオベンチャーは22年3社、21年は5社がIPOを果たし、今年はこの3社が初めてとなる。日経平均はバブル後の高値を更新して投資環境は一見よさげに見える。しかし、東証グロース市場のIPO環境は小粒化している。22年に新規株式公開した約90社の市場調達額平均が34億円で前年より4割減、バイオベンチャーは3社平均で25億円弱程度、前年の30億円弱からさらに低下した。  だが、クオリプスはオーバーアロットメント分を入れると40億円の調達と

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence