現場が望む社会保障制度
かかりつけ医制度「神学論争」の経緯
第98回
ニッセイ基礎研究所主任研究員 三原 岳
2023年7月1日号
今年の通常国会では、かかりつけ医の機能強化を図るため、医療法が改正された。第97回(23年6月1日号)では、かかりつけ医機能の法定化など法律の内容を4つに分けたうえで、それぞれの論点などを指摘した。かかりつけ医論争を振り返るシリーズの第2回では、21年秋以降の議論を簡単に振り返ったうえで、賛成派、反対派の主張が擦れ違った理由を考える。
具体的には、患者が受診する医療機関を事前に決める「登録制」など、かかりつけ医の制度化を主張する賛成派に対し、反対派は「フリーアクセスの制限を通じて患者の受療権が奪われる」と反論し、「神学論争」と呼べるぐらいに両者の主張は平行線を辿った。今回は論争の論点や経緯を考察する。
今年の通常国会では、かかりつけ医の機能強化を図るため、医療法が改正された。第97回(23年6月1日号)では、かかりつけ医機能の法定化など法律の内容を4つに分けたうえで、それぞれの論点などを指摘した。かかりつけ医論争を振り返るシリーズの第2回では、21年秋以降の議論を簡単に振り返ったうえで、賛成派、反対派の主張が擦れ違った理由を考える。
具体的には、患者が受診する医療機関を事前に決める「登録制」など、かかりつけ医の制度化を主張する賛成派に対し、反対派は「フリーアクセスの制限を通じて患者の受療権が奪われる」と反論し、「神学論争」と呼べるぐらいに両者の主張は平行線を辿った。今回は論争の論点や経緯を考察する。
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録