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年間1500億円が天井!?

第20回 高額医薬品の 事前検討ルール

2023年7月15日号

 果たしてこの説明でわかるだろうか?高額医薬品の事前検討ルールは「年間1500億円の市場規模を超えると見込まれる品目が承認された場合、通常の薬価算定の手続きに先立ち、承認後、ただちに中医協総会に報告し、その品目の承認内容や試験成績などに留意しつつ、薬価算定の議論を行う」ルールを指す。これでは長いので、端的に表すと「年間1500億円超の品目は中医協で前もって薬価算定の議論を行う」という意味だ。  このルールができたのは22年度。21年に成立した「全世代型社会保障構築法案」の附帯決議で「近年増加する高額医薬品・医療機器について、将来の医療保険財政に与える影響を早期に検証し、適切な評価の在り方を検討する」と示されたことがきっかけだ。  中医協では、これまでは市場拡大再算定のほか、対象患者や使用する医師・医療機関の要件を限定する「最適...  果たしてこの説明でわかるだろうか?高額医薬品の事前検討ルールは「年間1500億円の市場規模を超えると見込まれる品目が承認された場合、通常の薬価算定の手続きに先立ち、承認後、ただちに中医協総会に報告し、その品目の承認内容や試験成績などに留意しつつ、薬価算定の議論を行う」ルールを指す。これでは長いので、端的に表すと「年間1500億円超の品目は中医協で前もって薬価算定の議論を行う」という意味だ。  このルールができたのは22年度。21年に成立した「全世代型社会保障構築法案」の附帯決議で「近年増加する高額医薬品・医療機器について、将来の医療保険財政に与える影響を早期に検証し、適切な評価の在り方を検討する」と示されたことがきっかけだ。  中医協では、これまでは市場拡大再算定のほか、対象患者や使用する医師・医療機関の要件を限定する「最適使用

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