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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

副反応検討部会の開催遅れ 募る政府厚労省への疑念

第186回

鳥集徹

2023年7月15日号

 気になっていることがある。厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(「副反応検討部会」)が、23年4月28日以来、現時点(7月10日)まで2ヵ月以上にわたって、開催されていないのだ。  21年2月に新型コロナウイルスワクチンの接種が始まってから、当初は週に2回のペースで開催されていた。それが22年から月1〜2回になったのだが、ここへきて、さらにその間隔を開けてきたようだ。しかも厚生労働省のウェブサイトに掲載される副反応疑い報告の資料公表も滞っている。  5月8日から、新型コロナウイルス感染症の法的な位置づけが2類相当から、季節性インフルエンザと同じ5類となった。それに伴い、ワクチン接種も春と秋の年2回接種となった(春は65歳以上の高齢者、基礎疾患のある人、医療機関・高齢者施設従事者が対象、秋は5歳以上の全員が対象)。接種間隔が...  気になっていることがある。厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(「副反応検討部会」)が、23年4月28日以来、現時点(7月10日)まで2ヵ月以上にわたって、開催されていないのだ。  21年2月に新型コロナウイルスワクチンの接種が始まってから、当初は週に2回のペースで開催されていた。それが22年から月1〜2回になったのだが、ここへきて、さらにその間隔を開けてきたようだ。しかも厚生労働省のウェブサイトに掲載される副反応疑い報告の資料公表も滞っている。  5月8日から、新型コロナウイルス感染症の法的な位置づけが2類相当から、季節性インフルエンザと同じ5類となった。それに伴い、ワクチン接種も春と秋の年2回接種となった(春は65歳以上の高齢者、基礎疾患のある人、医療機関・高齢者施設従事者が対象、秋は5歳以上の全員が対象)。接種間隔が開

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