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少子化でも小児科は激務

2023年7月15日号

 日本では今少子化が大きな社会的課題となっている。さしずめ小児科は閑古鳥が鳴いているのでは、と思いきや。何と小児科医療の現場では需要が減っているどころか、医師の4割が過労死レベルの超過勤務状態にあり、大学・小児病院等の二次三次医療分野では、医師が足りず四苦八苦状況にある。 日本小児科学会内で21年から1年かけて調査、専門医の42%が週60時間以上(年間960時間残業)の過労死レベル。内11%は週80時間以上(年1920時間残業)の超激務状態。 専門医の44%がオンコールを担当しており、月5回以上が24%、休養日が月2回以下が20%もいて、拘束時間の長さが浮き彫りにされた。問題の根深さは、急性期医療を中心に多忙な仕事を兼務(平均4.6分野)しており、研究時間等の余裕が全くない状態にあること。 北海道、東北では顕著な医師不足が続く。 少子化の改善が見られぬ現状下、子ども...  日本では今少子化が大きな社会的課題となっている。さしずめ小児科は閑古鳥が鳴いているのでは、と思いきや。何と小児科医療の現場では需要が減っているどころか、医師の4割が過労死レベルの超過勤務状態にあり、大学・小児病院等の二次三次医療分野では、医師が足りず四苦八苦状況にある。 日本小児科学会内で21年から1年かけて調査、専門医の42%が週60時間以上(年間960時間残業)の過労死レベル。内11%は週80時間以上(年1920時間残業)の超激務状態。 専門医の44%がオンコールを担当しており、月5回以上が24%、休養日が月2回以下が20%もいて、拘束時間の長さが浮き彫りにされた。問題の根深さは、急性期医療を中心に多忙な仕事を兼務(平均4.6分野)しており、研究時間等の余裕が全くない状態にあること。 北海道、東北では顕著な医師不足が続く。 少子化の改善が見られぬ現状下、子ども一人

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