検証 医薬品と[特許]
オプジーボ特許紛争の結末
第18回
元大阪大学大学院 経済学研究科講師 西口博之
2023年7月15日号
本誌22年8月から23年2月まで7回にわたってオプジーボ特許紛争の「深淵」のテーマで小野薬品と本庶佑博士のオプジーボ特許をめぐる3つの国内外の紛争を追ってきたが、その最後の米国ダナ・ファーバーがん研究佑所のゴードン・フリーマン博士との日本での共同発明者の認定についての紛争が4月7日、下記のような和解契約が発表されている。
(イ)全世界での関連訴訟の全面的な和解
(ロ)小野薬品とBMS(ブリストル・マイヤーズスクイブ)がダナ・ファーバーに契約一時金の支払(金額は本年5月10日の23年決算公表時に公表、またその後追加増額もあり得る)。
(ハ)特許権の行使は、小野薬品とBMSと言う構造は変わらず
まず、(ロ)一時金の支払は、日本サイド特許権者として、フリーマン博士の地位認定並びに小野薬品などの特許法第38条共同出願違反...
本誌22年8月から23年2月まで7回にわたってオプジーボ特許紛争の「深淵」のテーマで小野薬品と本庶佑博士のオプジーボ特許をめぐる3つの国内外の紛争を追ってきたが、その最後の米国ダナ・ファーバーがん研究佑所のゴードン・フリーマン博士との日本での共同発明者の認定についての紛争が4月7日、下記のような和解契約が発表されている。
(イ)全世界での関連訴訟の全面的な和解
(ロ)小野薬品とBMS(ブリストル・マイヤーズスクイブ)がダナ・ファーバーに契約一時金の支払(金額は本年5月10日の23年決算公表時に公表、またその後追加増額もあり得る)。
(ハ)特許権の行使は、小野薬品とBMSと言う構造は変わらず
まず、(ロ)一時金の支払は、日本サイド特許権者として、フリーマン博士の地位認定並びに小野薬品などの特許法第38条共同出願違反の棚
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