医薬経済オンライン

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改善しない国内治験への「アクセス難」

虚しく響くフレーズ「患者さんのため」

2023年7月15日号

 患者さんのために最先端の科学技術で、革新的医薬品を創出する──。新薬メーカーであれば、どこも似たキャッチフレーズをこしらえているが、果たして患者の立場は理解できているだろうか。 「たまたま患者さんがその治験を担当している先生に当たった場合はラッキー。それ以外は声がかかるのも、縁故関係なのか、というぐらい探すのも入るのも大変」  こう話すのは、膵臓がん患者の患者団体パンキャンジャパン理事長で、全国がん患者団体連合会理事の眞島喜幸氏だ。眞島氏によると、膵臓がん専門医は全国各地にいるものの、治験の実施施設は「ほんの一握り」で、どこで行われているかわからないという。  現在、各社がデジタルトランスフォーメーション(DX)に勤しむなか、治験を望む患者は先生との「ご縁」に頼る。これは膵臓がんに限った話ではない。 ...  患者さんのために最先端の科学技術で、革新的医薬品を創出する──。新薬メーカーであれば、どこも似たキャッチフレーズをこしらえているが、果たして患者の立場は理解できているだろうか。 「たまたま患者さんがその治験を担当している先生に当たった場合はラッキー。それ以外は声がかかるのも、縁故関係なのか、というぐらい探すのも入るのも大変」  こう話すのは、膵臓がん患者の患者団体パンキャンジャパン理事長で、全国がん患者団体連合会理事の眞島喜幸氏だ。眞島氏によると、膵臓がん専門医は全国各地にいるものの、治験の実施施設は「ほんの一握り」で、どこで行われているかわからないという。  現在、各社がデジタルトランスフォーメーション(DX)に勤しむなか、治験を望む患者は先生との「ご縁」に頼る。これは膵臓がんに限った話ではない。

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