世界の医薬品業界
日本メーカーの創薬力低下の理由
第196回
研ファーマ・ブレーン 永江研太郎
2023年7月15日号
毎年7月初め発行の「新ファルマ・フューチャー」で、前年度の世界の大型医薬品ランキング(5億ドル以上)を長年まとめている。これは「創薬された成分が世界でどれだけの売上げを創り出したか」という観点で公表された売上げから調査・集計しているもので、提携売上げ、利益分配やロイヤリティを含めて合計したもの。22年のランキングではブロックバスターとされる10億ドル以上の製品数が183で、21年の185から2つ減少したが、売上げ合計は5%増の6536億ドルに達し(表1の最下行)、過去最高となった。
これはファイザーとビオンテックの新型コロナウイルスワクチン「コミナティ」、モデルナの「スパイクバックス」、ファイザーの抗ウイルス薬「パキロビッド」が180億ドル以上となった影響が大きいが(表1)、20億~40億ドルの製品数が21年の51から58に増える一方、10億~20...
毎年7月初め発行の「新ファルマ・フューチャー」で、前年度の世界の大型医薬品ランキング(5億ドル以上)を長年まとめている。これは「創薬された成分が世界でどれだけの売上げを創り出したか」という観点で公表された売上げから調査・集計しているもので、提携売上げ、利益分配やロイヤリティを含めて合計したもの。22年のランキングではブロックバスターとされる10億ドル以上の製品数が183で、21年の185から2つ減少したが、売上げ合計は5%増の6536億ドルに達し(表1の最下行)、過去最高となった。
これはファイザーとビオンテックの新型コロナウイルスワクチン「コミナティ」、モデルナの「スパイクバックス」、ファイザーの抗ウイルス薬「パキロビッド」が180億ドル以上となった影響が大きいが(表1)、20億~40億ドルの製品数が21年の51から58に増える一方、10億~20億
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