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再燃の「参照価格」、今回の本気度は?

長期収載品使用で「患者負担増」はあるのか

2023年8月1日号

「過去に何度も浮上しては実現せず、糠床に入ったものをわざわざ上げてくる話になるのだろうか」  こんな疑問を呈するのは、中央社会保険医療協議会の委員のひとりだ。  政府の「骨太の方針2023」に「イノベーションを推進するため、長期収載品等の自己負担の在り方の見直し、検討を進める」との記載が入った。当初、骨太の原案段階では「自己負担の見直しなどを進める」となっていたが、製薬業界などの意を汲み、自民党の厚生労働族議員らが修正を求めた結果、「検討」という文言が入った。見え方としては、ややマイルドになったが、それ自体が意味を持つのか、持たないのか、不明のまま1ヵ月余りが経過した。  関連する政府内での議論としては、厚労省の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」の報告書に、次のような記載がある... 「過去に何度も浮上しては実現せず、糠床に入ったものをわざわざ上げてくる話になるのだろうか」  こんな疑問を呈するのは、中央社会保険医療協議会の委員のひとりだ。  政府の「骨太の方針2023」に「イノベーションを推進するため、長期収載品等の自己負担の在り方の見直し、検討を進める」との記載が入った。当初、骨太の原案段階では「自己負担の見直しなどを進める」となっていたが、製薬業界などの意を汲み、自民党の厚生労働族議員らが修正を求めた結果、「検討」という文言が入った。見え方としては、ややマイルドになったが、それ自体が意味を持つのか、持たないのか、不明のまま1ヵ月余りが経過した。  関連する政府内での議論としては、厚労省の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」の報告書に、次のような記載がある。

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