医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

AIによる大量殺戮の危険性も

第Ⅱ相へ歩を進める「創薬活用」

神戸市議会議員・元国会議員政策担当秘書 岡田裕二

2023年8月15日号

「AI創薬の人類史における重要なマイルストーンだ」  23年6月、発見からデザインまでAIが主導した新薬を、第Ⅱ相試験まで進めることに成功した香港インシリコ・メディシンのアレックス・ザボロンコフCEOは熱っぽく語る。「AI主導創薬」がいよいよ人体で試される、確かに史上初めてのことだ。 インシリコ・メディシンのアレックス・ザボロンコフCEO  今や、AIは製薬産業のさまざまな分野で活躍している。新薬候補物質の探索、既存の薬物を別の疾患治療薬として開発するリポジショニング、薬物適応症と反応性の予測、臨床試験の成功確率の予測、薬物が作用する標的タンパク質の構造予測など、多岐にわたる。  新薬開発はひとつの新薬が市場に出るまでに平均10年以上かかる長丁場の事業だ。有望な候補物質5000~1万個を発掘するのに、まず5年ほどか... 「AI創薬の人類史における重要なマイルストーンだ」  23年6月、発見からデザインまでAIが主導した新薬を、第Ⅱ相試験まで進めることに成功した香港インシリコ・メディシンのアレックス・ザボロンコフCEOは熱っぽく語る。「AI主導創薬」がいよいよ人体で試される、確かに史上初めてのことだ。 インシリコ・メディシンのアレックス・ザボロンコフCEO  今や、AIは製薬産業のさまざまな分野で活躍している。新薬候補物質の探索、既存の薬物を別の疾患治療薬として開発するリポジショニング、薬物適応症と反応性の予測、臨床試験の成功確率の予測、薬物が作用する標的タンパク質の構造予測など、多岐にわたる。  新薬開発はひとつの新薬が市場に出るまでに平均10年以上かかる長丁場の事業だ。有望な候補物質5000~1万個を発掘するのに、まず5年ほどかかる

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence