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医政羅針盤

年末まで五里霧中の予算編成の行方

山形大学大学院医学系研究科医療政策学講座教授 村上正泰

2023年8月15日号

 24年度予算編成に向けて、「概算要求に当たっての基本的な方針について」が7月25日に閣議了解された。この方針に基づき、各府省庁から財務省に対して、8月末までに要求・要望が提出される。その後、それらの内容を精査し、12月の政府案閣議決定まで、財務省と各府省庁の間で予算編成作業が続くことになる。  岸田文雄首相は、閣議了解に先立って開催された経済財政諮問会議で、「コロナ禍を脱し、経済を正常化させるなかで、歳出構造を平時に戻していくとともに、未来への投資の拡大と構造的賃上げの実現に向けた『新しい資本主義』の取り組みをさらに加速させる」との方針を示している。  20年度以降、新型コロナウイルス感染症対策の各種補助金などによって、医療機関の経営は下支えされてきた側面もあるが、歳出構造を平時に戻していくなかで、どのような影響が出てくる...  24年度予算編成に向けて、「概算要求に当たっての基本的な方針について」が7月25日に閣議了解された。この方針に基づき、各府省庁から財務省に対して、8月末までに要求・要望が提出される。その後、それらの内容を精査し、12月の政府案閣議決定まで、財務省と各府省庁の間で予算編成作業が続くことになる。  岸田文雄首相は、閣議了解に先立って開催された経済財政諮問会議で、「コロナ禍を脱し、経済を正常化させるなかで、歳出構造を平時に戻していくとともに、未来への投資の拡大と構造的賃上げの実現に向けた『新しい資本主義』の取り組みをさらに加速させる」との方針を示している。  20年度以降、新型コロナウイルス感染症対策の各種補助金などによって、医療機関の経営は下支えされてきた側面もあるが、歳出構造を平時に戻していくなかで、どのような影響が出てくるのか

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