INTERVIEW
インタビュー・加藤珠蘭 ジェクスヴァル代表取締役社長
「reboot」ー武田薬品を離れた人々の現在地③
2023年8月15日号
「太鼓判」の化合物を引き取った理由
武田薬品の湘南研究所が18年4月にサイエンスパークの「湘南ヘルスイノベーションパーク」(湘南アイパーク)に生まれ変わってから5年が経過した。当時、他社に導出することになった開発候補品群があった。研究者だった加藤珠蘭氏が手がけていた化合物も同じ運命にあったが、導出するには少し早い段階にあった。そこで、自身で引き取ると決断し、武田が用意した研究者向けの起業支援制度を利用して18年4月に「ジェクスヴァル」を立ち上げた。開発コードを「GXV―001」と名付け、22年7月には豪州で第Ⅰ相試験の開始に漕ぎつけた。現在地はどこか、話を聞いた。
──GXV―001はどのような化合物か。
加藤 私が進めていた戦略的ドラッグ・リパーパシング研究で、一度は研究が中止になった化合物がほかの疾患に効く可能性...
「太鼓判」の化合物を引き取った理由
武田薬品の湘南研究所が18年4月にサイエンスパークの「湘南ヘルスイノベーションパーク」(湘南アイパーク)に生まれ変わってから5年が経過した。当時、他社に導出することになった開発候補品群があった。研究者だった加藤珠蘭氏が手がけていた化合物も同じ運命にあったが、導出するには少し早い段階にあった。そこで、自身で引き取ると決断し、武田が用意した研究者向けの起業支援制度を利用して18年4月に「ジェクスヴァル」を立ち上げた。開発コードを「GXV―001」と名付け、22年7月には豪州で第Ⅰ相試験の開始に漕ぎつけた。現在地はどこか、話を聞いた。
──GXV―001はどのような化合物か。
加藤 私が進めていた戦略的ドラッグ・リパーパシング研究で、一度は研究が中止になった化合物がほかの疾患に効く可能性がわ
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