Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング
小児がんと患者申出療養の現実
第120回 制度はありがたいが運用に難あり
ジョージメイスン大学大学院(バージニア州)パブリックヘルス専攻 堀玲子
2023年8月15日号
7月15日号に引き続き、小児がん製品開発のために立ちはだかっている問題点を深堀していきたい。
小児がんとAYA世代(15〜39歳)のがんは、多種多様ながん種を含んでいる。一方で患者数が少ないため大規模試験が難しい。さらに、標準治療や再発時の治療プロトコールも定まってないものが多く、がん種に応じた治療法や緩和治療など選択肢が少ないのも課題となっている。
現在は、ゲノム医療の発展により小児・AYA世代でも遺伝子異常に見合った治療が選択されるようになった。だが、標的となる遺伝子が少ないことに加えて成人の遺伝子パネルがまったく同じように使用されるわけではないところに注意が必要だ。
さらに成人と違って、長期フォローアップ(治療、境域、就職、晩盛期合併症)も含め専門の施設で治療を実施できることが望ましいのは論を俟たない。...
7月15日号に引き続き、小児がん製品開発のために立ちはだかっている問題点を深堀していきたい。
小児がんとAYA世代(15〜39歳)のがんは、多種多様ながん種を含んでいる。一方で患者数が少ないため大規模試験が難しい。さらに、標準治療や再発時の治療プロトコールも定まってないものが多く、がん種に応じた治療法や緩和治療など選択肢が少ないのも課題となっている。
現在は、ゲノム医療の発展により小児・AYA世代でも遺伝子異常に見合った治療が選択されるようになった。だが、標的となる遺伝子が少ないことに加えて成人の遺伝子パネルがまったく同じように使用されるわけではないところに注意が必要だ。
さらに成人と違って、長期フォローアップ(治療、境域、就職、晩盛期合併症)も含め専門の施設で治療を実施できることが望ましいのは論を俟たない。政府
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録