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薬価キーワード ざっくり解説!

薬価改定時の加算

第22回 ほとんどが5%で「心許ない存在」

2023年8月15日号

 果たしてこの説明でわかるだろうか?薬価改定時の加算は「新薬のイノベーション評価として、薬価改定時に加算を行う仕組み」と、厚生労働省は説明している。そう聞くと、有用性加算I、Ⅱや画期性加算など、新薬収載時の補正加算と同様の評価を思い浮かべるかもしれないが、実際にはそれよりもかなり見劣りする。  改定時加算は08年度薬価制度改革で導入され、10年度から実施された。具体的には「小児効能」「希少疾病に係る効能」が追加された場合、さらに「真の臨床的有用性が検証されたもの」の3つが改定時加算の対象となった。  16年度からは「先駆け審査指定制度に係る効能追加」も対象に加えられた。同制度は、日本で最初に開発する(世界同時も可)革新的な新薬を通常の半分の期間で審査する制度だ。22年度からは「特定用途に係る効能追加」も対象に認められた。医療ニ...  果たしてこの説明でわかるだろうか?薬価改定時の加算は「新薬のイノベーション評価として、薬価改定時に加算を行う仕組み」と、厚生労働省は説明している。そう聞くと、有用性加算I、Ⅱや画期性加算など、新薬収載時の補正加算と同様の評価を思い浮かべるかもしれないが、実際にはそれよりもかなり見劣りする。  改定時加算は08年度薬価制度改革で導入され、10年度から実施された。具体的には「小児効能」「希少疾病に係る効能」が追加された場合、さらに「真の臨床的有用性が検証されたもの」の3つが改定時加算の対象となった。  16年度からは「先駆け審査指定制度に係る効能追加」も対象に加えられた。同制度は、日本で最初に開発する(世界同時も可)革新的な新薬を通常の半分の期間で審査する制度だ。22年度からは「特定用途に係る効能追加」も対象に認められた。医療ニー

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