医薬経済オンライン

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業界要望とは「程遠い」薬価論議

算定組織意見で輪郭見えた24年度改革

2023年9月1日号

「一気に14項目に増えたから驚いた。なぜそんなに『やる気』になったのか」  内資大手企業の薬価担当者は、8月23日に示された薬価算定組織の意見について、苦笑交じりにそんな感想を漏らす。秋以降の薬価制度改革本格論議に向けて、夏に算定組織が意見を提示することが慣例となっている。2年前の21年、算定組織が22年度改革に向けて出した意見は3項目だけだった。「効能追加の評価」「原価計算方式における開示率向上」「薬機法改正に関する対応」の3つだ。ところが、24年度改革に向けて、算定組織が示した意見は14項目に上った。算定組織の委員長自体は前田愼氏(横浜市立大学主任教授)のまま、変わっていないにもかかわらずだ。  14項目は表に示したとおり。「イノベーションの評価」「薬価算定の妥当性・透明性の向上」「状況の変化に応じた薬価の適正化」「その他」のカ... 「一気に14項目に増えたから驚いた。なぜそんなに『やる気』になったのか」  内資大手企業の薬価担当者は、8月23日に示された薬価算定組織の意見について、苦笑交じりにそんな感想を漏らす。秋以降の薬価制度改革本格論議に向けて、夏に算定組織が意見を提示することが慣例となっている。2年前の21年、算定組織が22年度改革に向けて出した意見は3項目だけだった。「効能追加の評価」「原価計算方式における開示率向上」「薬機法改正に関する対応」の3つだ。ところが、24年度改革に向けて、算定組織が示した意見は14項目に上った。算定組織の委員長自体は前田愼氏(横浜市立大学主任教授)のまま、変わっていないにもかかわらずだ。  14項目は表に示したとおり。「イノベーションの評価」「薬価算定の妥当性・透明性の向上」「状況の変化に応じた薬価の適正化」「その他」のカテゴ

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