医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

がん治療のコンテンツ規制 誰が「間違い」と判断するのか

第189回

鳥集徹

2023年9月1日号

 YouTubeは米国時間の8月15日、有害または無効であると証明されたがん治療を推奨する動画の削除を開始すると公表した。専門的な治療を受けることを阻止するコンテンツも削除するという。  新型コロナウイルスのパンデミックが始まってから、YouTubeは新型コロナやその治療薬、ワクチンなどについて、WHO(世界保健機関)やCDC(米国疾病予防管理センター)、各国の保健当局(日本の厚生労働省など)、医学界の主流の見解などに反する「誤った情報」を流すコンテンツやアカウントを次々に削除(バン)してきた。  例えば、駆虫薬である「イベルメクチン」が新型コロナに効果があるとか、新型コロナワクチンと超過死亡とに関連性があるといった動画を投稿すると、すぐにバンされる。コロナ騒ぎやワクチンに疑問を持ち、動画配信を情報発信のツールとしてきたユーチューバーたち...  YouTubeは米国時間の8月15日、有害または無効であると証明されたがん治療を推奨する動画の削除を開始すると公表した。専門的な治療を受けることを阻止するコンテンツも削除するという。  新型コロナウイルスのパンデミックが始まってから、YouTubeは新型コロナやその治療薬、ワクチンなどについて、WHO(世界保健機関)やCDC(米国疾病予防管理センター)、各国の保健当局(日本の厚生労働省など)、医学界の主流の見解などに反する「誤った情報」を流すコンテンツやアカウントを次々に削除(バン)してきた。  例えば、駆虫薬である「イベルメクチン」が新型コロナに効果があるとか、新型コロナワクチンと超過死亡とに関連性があるといった動画を投稿すると、すぐにバンされる。コロナ騒ぎやワクチンに疑問を持ち、動画配信を情報発信のツールとしてきたユーチューバーたちは

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