そこが知りたい はい、いでがわですが
臨床研究と患者の人権
第7シリーズ③ 臨床研究の不祥事はなぜなくならないか
ジャーナリスト 出河雅彦
2023年9月1日号
臨床研究の管理のあり方について提言してきた生命倫理研究者、橳島次郎氏との対談の第3回では、日本の医師の臨床研究に関する認識や法制度の不備について語り合う。
橳島氏(本人提供)
唖然とした医師出身議員の発言
出河 米国で実験的な医療を管理しなければいけないという議論はいつ頃始まったのでしょうか?
橳島 心臓移植への対応は1960年代の後半から始まっていました。今までの医療とは桁違いに違う実験的段階の、新規の技術開発がどんどんこれからも出てくるのではないか、という時代だったのではないでしょうか。
心臓移植第1例が行われて議論が始まったわけではなく、その前から、新しい医療の開発、実験研究を医師がやるようになって、古典的な医師の役割を踏み越えるようなことをやらなければいけなくなってきた。そ...
臨床研究の管理のあり方について提言してきた生命倫理研究者、橳島次郎氏との対談の第3回では、日本の医師の臨床研究に関する認識や法制度の不備について語り合う。
橳島氏(本人提供)
唖然とした医師出身議員の発言
出河 米国で実験的な医療を管理しなければいけないという議論はいつ頃始まったのでしょうか?
橳島 心臓移植への対応は1960年代の後半から始まっていました。今までの医療とは桁違いに違う実験的段階の、新規の技術開発がどんどんこれからも出てくるのではないか、という時代だったのではないでしょうか。
心臓移植第1例が行われて議論が始まったわけではなく、その前から、新しい医療の開発、実験研究を医師がやるようになって、古典的な医師の役割を踏み越えるようなことをやらなければいけなくなってきた。それ
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録